Deno の最近の動向 2022

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Deno の最近の動向 2022

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資金調達 - 6月

$21M

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Bun の登場 - 7月

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npm 互換性リリース - 8月

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Deno Offsite - 10月

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イベントが盛りだくさんだった 2022

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2022 の Deno の変化のキーとなったブログポスト

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[Big Changes Ahead for Deno](https://deno.com/blog/changes) - 8月

今日は主にこれの話をします

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# 話す人

日野澤歓也 twitter @kt3k

- Web エンジニア (2009 - 現在)
- Deno Land, ソフトウェアエンジニア (2021 - 現在)

2018年(プロジェクト初期)から OSS としての Deno にコントリビュート。2020年作者に誘われ Deno Land に転職。現在はフルタイムで Deno と Deno Deploy を開発中

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本日のアジェンダ

- Deno のおさらい
- Big Changes in 2022

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Deno とは

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DX (開発体験) にフォーカスした JavaScript runtime

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Deno の DX

- ビルトイン開発ツール
  - `deno lint`
  - `deno fmt`
  - `deno test`, etc

cf. `prettier` `eslint` `jest` `vitest`

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Deno の DX
- TypeScript ビルトイン
  - 設定不要、インストール不要

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Deno の DX

- 整理されたモジュール機構
- Node, Bun
 - 🤷 CJS <-> ESM interop
 - 🤷 `.cjs` `.mjs` `.cts` `.mts`
 - 🤷 `{ "type": "module|commonjs" }`
- Deno
 - ✅ ESM only
 - ✅ .ts .js

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Deno の DX

- サプライチェーン攻撃に対する防御機構

内部で V8 のサンドボックス機構を利用している 
詳細は公式ドキュメント [Permission ページ](https://deno.land/manual@v1.27.2/basics/permissions) 参照

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Deno の DX

- Web 互換 API
  - `fetch()`
  - TypedArray - `Uint8Array` etc
  - `prompt()`

ブラウザで使える知識と同じ知識で Deno のコードが書ける

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Deno で使える Web API 一覧はブログ記事 [list of every web API](https://deno.com/blog/every-web-api-in-deno) 参照

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Deno は JS runtime のあるべき姿を模索している

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[Big Changes Ahead for Deno](https://deno.com/blog/changes)

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Big Changes

Deno に今後起こる3つの変化を表明したブログ記事

- npm 互換性
  - 何らかの形の npm 互換性を入れる

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- パフォーマンス向上
  - HTTP、起動速度、文字列エンコード速度 etc
  - 最も速い JS runtime であることを目指す

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- DX 向上
  - モジュール検索性

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npm 互換性

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npm 互換性

npm モジュールとの互換性を導入すると宣言 - 8月
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- `npm:` specifier の(正式)導入 - 11月

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```ts
import express from "npm:express";
const app = express();
app.get('/', (req, res) => {
  res.send('Hello World!');
});
app.listen(3000);
```

`npm:モージュル名` をインポートすると npm モジュールが自動的にダウンロード&インポートされる

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npm 互換性

ちなみに登壇者 ( @kt3k ) は npm 互換機能の Node.js 互換 shim 実装を主に担当中

- Deno 標準モジュールの `node/` 以下に、Node.js の `lib/` 以下に相当する API を移植中

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パフォーマンスの向上

- パフォーマンスだけを専門的にやるチームが発足

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- Deno.serve (コードネーム `Flash`) API が実験的にリリース
  - 既存の Deno.serveHttp よりも圧倒的に速い

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DX 向上

Deno はモジュールの検索性が悪いという問題があった。
- たとえば oak という Web Framework が Deno 界では有名
- Deno レジストリで oak を検索すると何故か 2ページ目に oak 本体が表示されていた

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DX 向上
- 人気順を加味したモジュール検索を実装

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DX 向上

- シンボル検索機能を実装
  - 本体、標準モジュール、3rd パーティのすべてから export されているシンボルを横断的に検索

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Big Changes のブログポストから 
Deno の中でのプライオリティがかなり明確化され 
目的意識をもった深い開発が行われるようになった

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まとめ

- Deno は DX にフォーカスした JS runtime
- 現在の Deno は「パフォーマンス」「npm 互換」「開発体験向上」の3つの軸で開発が進んでいる

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